大会長 ご挨拶

 日本自律訓練学会第42回大会を,2019年10月11日(金曜日)〜13日(日曜日),学習院大学(東京都豊島区目白)にて開催することになりました。多くの皆様にご参加いただけるよう,またご満足いただけるよう精一杯準備を進めてまいります。

 本大会のテーマは『未来を紡ぐこれからのAT』としました。自律訓練法は過去80余年にわたり,医療や心理相談の分野をはじめ,健康・教育・産業・スポーツなどの広い領域で研究・実践されてまいりました。今後は更に社会の要請に応え,環境や人々の力を引き出すことに役立つよう努める必要があります。
『紡ぐ』は,織りなす,実現する,創出するなどを意味します。自律訓練法は標準練習以外にも空間感覚練習やその人のニーズに応じた応用段階の技法があります。こうした『自律訓練の多技法を紡ぐ』こと,また『自律訓練法以外の治療法や支援法を紡ぐ』こと,更には『保健・福祉・司法等多くの領域を自律訓練法によって紡ぐ』ことをイメージしてみました。

 2020年にオリンピック・パラリンピックを控えた東京での今大会で,これからの自律訓練法の姿を描きましょう。更に2025年には大阪での国際博覧会(万博)も開催されます。未来の課題解決に自律訓練法が示せる貢献について語り合いましょう。

 多くの方の発表,ご参加を心よりお待ち申し上げております。

日本自律訓練学会第42回大会
大会長:細谷 紀江(学習院大学 学生センター 学生相談室)