会長挨拶

日本自律訓練学会第41回大会は、筑波大学(茨城県つくば市)において開催いたします。 今回は、2018年10月19日(金)から21日(日)の3日間の日程で開催します。

大会のテーマは「日常実践からエビデンスを構築する」といたしました。

初日は、オープニング・セッション「方法としての自律訓練法:自律訓練法でマインドフルネス」から始まり、実践研究発表や研究推進委員会の学会認定ワークショップを企画予定です。

2日目は、ポスター発表から始まり、シンポジウムⅠでは「自律訓練法のこれからを考える」場としたいと思っております。 総会をはさみ、午後は特別講演で「自律訓練法の歴史」について改めて振り返り、自律訓練法の理解を深めていただければと思います。 シンポジウムⅡでは、大会テーマ「日常実践からエビデンスを構築する」についてシンポジストの方々に発表していただくとともに、参加のみなさんと議論していきたいと思っています。 夜は情報交換会もありますので、奮ってご参加ください。

3日目は、例年通り、基礎講習会とアドバンスト研修会を開催いたします。 多くの皆様の参加をお待ちしております。

自律訓練法は、近年エビデンスの新たな提出の仕方なども求められてきています。 また、マインドフルネスなど類似の技法の異同なども論じられてきています。 時代とともに説明の仕方や実践の提示の仕方など工夫が求められていると言えます。 ただ、基本は、私たちの日々の実践の中にあると思います。 それゆえ、私たち一人ひとりの日々の実践を持ち寄りながら、ある程度のエビデンスを構築していくことの出来るような機会にできればと考えております。 日々の実践や研究の中で「面白い」と思ったことや興味を抱いたこと、伝えてみたいと思ったことなどをぜひ発表してください。 一緒に自律訓練法に関する対話を豊かにしながら楽しい時間を過ごすことができればと願っております。

多くのみなさまのご参加とご発表をお待ちしております。 どうぞよろしくお願いいたします。

日本自律訓練学会 第41回大会 大会長
杉江 征(筑波大学人間系・保健管理センター 教授)